3ヶ月の授業プラン(初級)

3月 31, 2018



このサイトでは主に「初級の教え方」や授業資料を提供していきます。

オンラインで気軽に交流ができるようになった今日では、学校に通わなくてもネット動画やSNS、Skypeなどで勉強した日本語ペラペラな外国人もたくさんいます。

もはや、教壇に立って授業する人だけが「先生」ではありません。未経験の方でも日本語の「先生」になれるチャンスはそこらじゅうに転がっています。実際、「オンライン 日本語教師」と検索すれば、膨大な求人情報が出てきます。

当サイトを通じ、これから日本語を教える方のお役に立てれば幸いです。

freephotocc / Pixabay

 

日本語初級者(ゼロスタート)向け授業の目標

これまでの日本語教育は、いわゆる「文法積み上げ式」が主流でした。

例えば、第1課に多く見られる「自己紹介」では、「◯◯は◯◯です」のような文型しか見られず、限定的な表現しか用いることができませんでした。

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しかし、最近では「日本語で~ができる」ことを目標とするCan-doリストに基づくタスク型の教授法が注目されています。

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そこで、これまで初級クラスの教え方について試行錯誤を繰り返してきた結果、3ヶ月の前半はひたすら文型・活用練習を繰り返した後、後半は課題遂行のためのトピック別会話(表現)を中心に授業を行うやり方がベストだという結論に至りました。

教科書によって進度はさまざまですが、私が以前使用していた教科書は、1学期の最後の最後でようやく「て形」が導入され、それまでのスクリプトにはほとんど「て形」の表現は出てきません。

ゼロ初級者にとって難しいとされる項目であるにも関わらず、学期末に初めて登場するのでは到底定着はできませんでした。

だからこそ、たとえ初級学習者であっても、文字練習の延長のような感覚で繰り返し活用形を練習し、後半に入ってから会話練習を行う中で何度も何度も「て形」が登場するように工夫する必要があったのです。

この教授法に変えたことで、課題遂行練習の際、わざわざ「これは、ます形で〜」などの説明はいらなくなり、「未習・既習」を気にせず、より自然な会話を導入することができるようになりました。

最終的なゴールはあくまでも会話や表現能力の習得であり、前半はそのための準備段階だとお考えください。

 

日本語初級者(ゼロスタート)向け3ヶ月マスター計画表

初級クラスの基礎日本語の授業プランです。

期間は約3ヶ月で、週2日(100分/回)の場合を想定しています。

以下に3ヶ月コースのモデルプランを提示しておきます。

1週目

日本語の文字(カタカナ・ひらがな)

2週目

日本語の発音

3週目

名詞・な形容詞

4週目

い形容詞

5週目

動詞のグループ分け・ます形

6週目

動詞のて形・た形

7週目

動詞のない形

8週目

Topic1 健康

9週目

Topic2 住まいと住環境

10週目 Topic3 自分と家族

11週目

Topic4 食生活

12週目

Topic5 旅行と交通

当サイトでのcandoリスト

 

メリット・デメリット

デメリット

  • 3ヶ月じっくり勉強する時間がない人、すぐに使える日本語会話のみを学びたい人には向いていない

メリット

  • 初級レベルの文法(特に活用)が無理なく楽しく習得でき、後半の会話練習では初めのトピックから学習した全ての文法を自然と話せるようになる。
  • 「日付・数字・助数詞」などは語彙として後半の関連トピックの中で教えるため、ゼロスタートにとって暗記しなければならない項目を減らすことができる。
  • 一度の授業で一気に覚えるのではなく、何度も繰り返し学習することで、特に難しいとされるグループ分けや「て形」の定着が強化できる。(一般的な教え方では初級過程の終盤に「て形」を教えるため、定着が難しい)
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それでは、具体的な教え方について、見ていきましょう。

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