外国人に3ヶ月で基礎日本語をマスターさせる方法

【文法】外国人に動詞の「グループ分け」を教える方法

2019/08/17
 








この記事を書いている人 - WRITER -
どうも、ダブルピースでおなじみのモハノです。 趣味はウクレレかっこ全く上達しないかっことじる。 カードメソッドによる初級日本語を提案。 現役日本語教師 #B 型 #自由人 #ネット依存 

ここからは、ひたすら動詞の活用形を教えていくよ。 その前に動詞を3つのグループに分ける練習から始めよう。
トレーナー
トレーナー

教える気満々男
教える気満々男
へぇ~。日本語の動詞って3つもグループあるんだね。

うん。「おこる・みる・する」って全部グループが違うんだよ。
トレーナー
トレーナー

教える気満々男
教える気満々男
まじで?どのグループか見分けるルールとかあるの?

うん。ルールは簡単だから大丈夫。ただ、例外もあるから注意してね。とにかく、活用を教えるためには、グループ分けができないといけないから、がんばって!!
トレーナー
トレーナー

動詞一覧

日本語の「動詞」は、u段で終わる特徴があります。

例:かく[kaku] よむ[yomu]  あそぶ[asobu]   たべる[taberu]   

言う 書く 話す 立つ 死ぬ 読む 脱ぐ 遊ぶ ある  

走る 知る 切る 入る 要る 帰る 減る 蹴る 滑る 

見る 起きる 居る 着る 出る 食べる 寝る 立てる 

する 勉強する 来る

 

 

動詞のグループ分けの教え方

スライドによる導入

はじめに、下記に提示したスライドを使い、イラスト中心で「動詞」の導入を行います。難しい説明などは必要ありません。

学習者の母語に合わせて編集されたい方はこちらからダウンロードできます。

 

スライド2

まず、日本語の「動詞」の特徴として、u段で終わることを示します。

 

 

 

スライド3~5

基本動詞のうち、30個の動詞をイラストで導入します。

 

 

 

イラストカードは名刺サイズに編集して専用の紙にプリントすると便利です。

私は名詞・形容詞・動詞(180枚分)のイラストを名刺ケースに入れて、学習者一人一人に配布しています。

エーワン 名刺 マルチカード 両面クリアエッジ 厚口 フチまで印刷 100枚分 51677

 

名刺ケース 色:クリアー 割れにくいPP素材 サイズ大(特厚):深さ29mm 2個

スライド32

日本語の動詞には3つのグループがあり、日本語教育では以下のような用語を使います。

  • 五段活用動詞: 1グループ (2・3グループ以外 ※例外注意)
  • 上一段・下一段活用動詞:  2グループ (◯◯るの前が-i段・-e段)
  • カ行・サ行変格活用動詞:  3グループ (来る・する)

 

 

教師が説明する前に、学習者に「動詞のグループ分けの特徴」を考えさせます。

文法の説明などは、基本的に先に学習者に分析させてからしてください。グループディスカッションをすることで理解も深まります。

今後の活用形の練習で何よりも重要なのは、動詞のグループ分けであり、一見2グループの形をした例外動詞です。グループ分けさえしっかり出来ていれば、どんな活用もスムーズにいきます。

 

スライド33~35

グループ分けの確認のため、「2グループを探せ!クイズ」をします。

 

先ほど学習者に「動詞のグループ分けの特徴」を分析させましたが、今度は教師が配布した上記プリントを見ながら説明します。

そのとき、一見すると2グループの形をしているのに、実は1グループに属するやっかいな例外たちがいることを説明します。

この例外の1グループ動詞を覚えないと、後々の「ます形・ない形・て形・た形」などの活用もできませんので、特に注意が必要です。

ただし、今回の授業で一気に暗記するのではなく、全ての活用が終わるころを目標にしてください。何度も繰り返し練習していくので心配ありません。

プリントに記載された動詞1~45のうち、2グループを選択して番号に丸をつけさせます。

解答:2(見る)、11(食べる)、18(寝る)、19(起きる)、33(開ける)、34(閉める)、35(入れる)、39(着る)

例外:6(蹴る)、14(帰る)、21(走る)、24(入る)、44(切る) →1グループ

 

 

2グループの見分け方

  • 1~45の動詞のうち、「る」で終わる動詞の「◯◯」に色をつける
  • 「る」の直前「◯」の部分をチェック
  • 「する・くる」は3グループ
  • 「お」のように、「る」の直前が「い段・え段」以外のものは全て1グループ
  • 「る」の直前が「い段・え段」の場合、「1グループ例外の動詞」か確認

 

2グループ動詞 例

見る 起きる 居る 着る 借りる 浴びる 降りる 落ちる 過ぎる

食べる 寝る 覚える 開ける 閉める 答える 教える 出る

 

スライド36

「1グループ例外の動詞」を確認する。

 

「走る・入る・切る・帰る・蹴る・滑る・知る・減る」のほかにも、「しゃべる・参る・焦る・散る・茂る・限る・要る・湿る・陥る・遮る・蘇る」などがある。

 

単語練習

【準備Ⅰ】上記のスライドで用いた絵と同じ動詞30枚を含む全45枚のイラスト

 

活動①

  1. ペアやグループを作り、イラストカードを配布します。
  2. 始めはプリントの答えを見ながら、ゆっくり単語を覚えていきます。
  3. できるだけ答えを見ないようにして、学習者同士助け合いながら単語を覚えます。
  4. ペアやグループのメンバーが全員覚えたら、教師がチェックしにいきます。
  5. 教師はカードを手に持ち、パッパッパッとフラッシュカードのようにすばやくカードを見せ、学習者に単語を答えさせます。この時、学習者の理解度に合わせてカードを見せる速度を調節します。

 

 

グループ分け練習

【準備Ⅰ】動詞活用ボード

こちらのファイルをダウンロードして、ラミネート加工します。

 

今度は動詞活用ボードを使って、動詞のグループ分けが出来ているか確認していきます。

今後の動詞の活用練習(ます形・て形・た形・ない形)でも、全てこの活用ボードと動詞のイラストを使用します。そのため、「今回の授業で動詞を全てマスターする」のではなく、「ない形が終わるまでに完璧にマスターする」のを目標にして練習しましょう。

 

 

 

 

活動②

  1. 活動①のペア・グループに活用ボードを配布します。
  2. メンバーの中から、1人進行役(MC)を選びます。
  3. MCが活動①で使用したイラストカードを1枚ずつメンバーに見せ、動詞のグループを答えさせます。
  4. MCは正解を確認しながら、活用ボードの「辞書形」の上に置いていきます。そのとき、1グループの動詞は辞書形の上段①、2グループは中段②、3グループは下段③の欄に置くことでグループ分けを可視化していきます。
  5. 役割を交代しながら、練習を続けます。
  6. 練習が終わった組から順に、教師が全員が覚えたかチェックします。

 

辞書形を使った文型・例文

Vことができる

  1. 私はイタリア語を話すことができる
  2. 彼女は中華料理を作ることができます
  3. 昔は中に入ることができた

Vことだ

  1. 夢はYouTuberになることだ
  2. 趣味はウクレレを弾くことです
  3. 目標は試験に合格することです

Vつもりだ

  1. タバコはもうやめるつもりだ
  2. 夏休み、ラオスに行くつもりです
  3. 来年、東京留学するつもりです

V予定だ

  1. 来週は出張でマレーシアに予定
  2. あさっては友達とパーティーをする予定です
  3. 来月から英会話教室予定です

V前に

  1. べる「いただきます」といます。
  2. 旅行ホテルを予約します。
  3. フェリーにみました。

Vのは

  1. 漢字のは大変です。
  2. のは得意じゃないです。
  3. たくさんののは苦手です。

Vのが

  1. はマンガをのがきです。
  2. きるのがいです。
  3. 毎朝ウォーキングするのが日課だ。

Vのを

  1. ゴミをのをれた。
  2. 返信するのをれてしまった。
  3. バスがのをっています。

Vために

  1. 留学するために日本語勉強しています。
  2. 旅行ためにめています。
  3. せるために毎日運動している。

 

 

動詞のグループクイズ

 

 

➡️動詞のます形の教え方

 


日本語ランキング

 

わたしの文法ノート 初級 (できる日本語)

新品価格
¥1,080から
(2018/9/8 00:53時点)

この記事を書いている人 - WRITER -
どうも、ダブルピースでおなじみのモハノです。 趣味はウクレレかっこ全く上達しないかっことじる。 カードメソッドによる初級日本語を提案。 現役日本語教師 #B 型 #自由人 #ネット依存 

Comment

  1. […] 参考サイト:東京外国語大学言語モジュール 動詞の三種類 外国人のためのみんなの日本語 動詞グループを瞬間的に見分ける方法 【文法】外国人に動詞の「グループ分け」を教える方法 […]

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 日本語の教え方 , 2018 All Rights Reserved.